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伝統工法(石場立て)  広島の木の家・注文住宅なら工務店|永本建設

投稿日:2018年11月17日

岡山県は倉敷へ建物視察に行ってきました。
倉敷美観地区の再生をされている樽村徹先生
現在の人気庭師の坂本先生
そして気候風土適応住宅、石場立て建築の和田洋子先生
今回はその中で石場立て住宅について報告します。

 

 

 

 

建築基準法施工令42条の2

「土台と鉄筋コンクリート造布基礎に緊結しなければない」と明記されており、この法律が全ての木造住宅を支配している。
昔ながらの建築物は耐震診断でもNGになってしまう訳です。

 

日本の木造の歴史として延々と残っている伝統工法をさげすむ要因と言っていいと思います。伝統工法を再現することが非常に難しく諦めていたところですが、平成12年施工令第82条の5に限界耐力計算をし安全が確保できれば施工できることになりました。
ちなみに第82条の6が許容耐力計算(いかに固めるか?)です。

しかし、その限界耐力計算をできる構造設計屋さんが広島にいない。そこで今回は岡山で実践している和田先生の現場を訪ねることになったのです。

 

驚くのは束石の上に載っているだけの建物、コンクリートに緊結などされていません。

 

 

台風や地震にもビクともしいというから不思議だ!
いづれ小建築物(4号建物)にも構造計算が必要となるであろうが、計算が容易な許容耐力計算はいろんなソフトが開発されて安全は確保されるが、それでは伝統工法は守れない。地震に対しても固めるのではなく揺れて戻るその構造は木造が一番適している。構造面をそろえて合板で固めるのではなく、渡り顎や貫を使いしなやかに揺れて戻るそれを計算するというのだ。
社寺建築が長い歴史のなかで大きな地震に耐えてきているのはこの構造だからだ!

 

 

中越地震の時に新しい鐘楼が足元にアンカーを入れて緊結したから倒壊し、隣の古い鐘楼は束石から外れたが持ちこたえている写真を見た時に力が分散する方が強いのではと思ったものだ。
まさに限界耐力計算は緊結巣ではなく動かす(滑る)ことで揺れが戻ってくるということになる

今回見学させてもらった幼稚園は約25m×10mの建物で南面はわずか2mだけが壁
後は全て開口部になっている明るい木造園舎、この中で子育てするのはきっと気持ちいいであろう。

 

 

 

そして建具は全て木製、地元の建具屋さんが3社協力して作ってくれたそうだ、木材も壁土も瓦も建具も全て地元の職人の手による建築物。経済が地元で回る理想的な形になっている。最後に見学した住宅は28歳の大工棟梁が初の木組みをされた立派な住宅だった。技術の継承もできて素晴らしいことです。

広島でも気候風土適応住宅並びに石場立て工法で建てる建築会社を目指して行きたいと思います。そしてこの勉強会を来年2月には住宅研究会並びに工務店協会、建築士会と協賛で行いますので、又ご案内をいたします。

代表取締役 永本 清三 この記事の投稿者:代表取締役 永本 清三
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