
昨今、シックハウスの問題が取り上げられるようになり、自然素材での家づくりが見直されてきております。「珪藻土」と「しっくい」ってどう違うの?と最近何度かご質問をお受けしたのでここで皆様にもご紹介させて頂きますね。
簡単に言えば『原料』が違います。
「珪藻土」は珪藻(藻類(プランクトン))の死骸が海や湖沼などの水底に沈殿し、有機物の部分が徐々に分解されていき、最終的には二酸化ケイ素を主成分とする殻のみが残ります。このようにしてできた珪藻の化石からなる岩石が珪藻土の材料です。
「しっくい(漆喰)」は、消石灰(石灰石を焼成・消化した物です。現在の石灰石は、2億〜3億年前のサンゴ礁が二酸化炭素を吸収し石灰質の殻を作り、その後の造山活動により隆起し陸となり日本各地の石灰鉱床を生成したとされています。)から出来ているのが漆喰です。
両方とも、原材料と水をこねただけでは付着やひび割れの問題もあり壁の仕上げ材料としては使用ができません。膠着(こうちゃく)剤、やひび割れを防いだり、意匠に変化をもたせるために骨材(砂や小石)麻などの繊維質を加えて、水で練り上げここで初めてやっと壁の材料として塗る事ができます。
多穴質のため、調湿機能も持ち、季節の変化に耐え、カビがつきにくいという性質ももつ為、一般的に良く使用されているビニール製のクロスをノリで貼る壁の仕上げと比べると体に優しいのも納得できますね。
また、今はクロスも貼る際のノリの改良や素材を「ケナフ」や「パルプ」、「珪藻土」などを使用したものなどいろいろと研究開発され、住み手にとってはありがたい話しですね。
人にも環境に優しい家づくりをもっと皆なが考えるようになって、健康に暮らせる家づくりの波及効果が広がると良いなと願っております。
(yasue.O)
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