恥ずかしながら、現場の玄関先に見たことの無いものが転がっていました。

コマノツメ(駒の爪)と言うそうです。銅板の縁を折ったり裏からたたき延ばしたりする道具だそうで、興味深げにじろじろこの道具を見ていると、職人さんが屋根からわざわざ下りてきて”こうやって使うんよ”と実演してくれました。今回扇型の屋根を銅板のまわし葺きで吹いてもらっているのですが、一枚一枚曲げて、たたいて延ばして・・・実際に作業を見ると、仕上がりからは想像出来ないほどかなり手が込んでいてまさに職人芸って感じです。

”こういう手の込んだ仕事は面白いよ。”とせまい所にもぐりこんで、仕事をしている職人さん。一つだけ強い不満が有るみたいで、”綺麗に仕上がってきてるんだけど、屋根だから完成したら下から見えないんだよね”
・・・たしかに。見えなくなってしまうのはもったいない。
