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山門の修復工事 完了検査終了
伝統建築群宮島まちなみ保存(伝建宮島)
山門の修復工事の完了検査を迎えました。
半年の工期はかかってしまいましたが、無事終了いたしました。

江戸中期(元禄時代)に建てた山門は当初の屋根は檜皮葺きか、こけら葺き(桧のこけら板)で葺かれた勾配が急な破風板でした。その後何度かの修復で瓦屋根になった山門でした。
文化財の修復ということでどこまでもとに戻すかいろんな学説が出てきましたが、瓦屋根のまま残すことになりました。
しかし大きく変わったのは昔、弁柄を使った痕跡があり昔の材料は弁柄に戻すことになりました。その色決めも大変でした。
工事を通じて感じたのは再現をする中で江戸時代の大工さん達はどんな思いで仕事をしたのか?と想像しながら解体をし、雨漏りしたらどこが腐るのかなども良く理解できました。
使える材料は出来るだけ使うという基本構想の中で修復工事は進んでいきます。当然新しく作る方が簡単ではありますが、修復工事には継手を駆使したりと違う意味で技術が要求されます。
これに関わる人たちの気持ちも盛り上がります。

宮大工の師匠である岡本棟梁が生前、
「解体時に恥ずかしい仕事はするな!」といわれた事がこの現場ではよく理解できます。
次に修復する時は100年後かもしれない。その時代に大工仕事ができる人がいるのだろうか
この小さな山門ではありますが過去から未来へ想いは伝わると思います。
社長

























