永本建設株式会社

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中規模木造建築レポート③

2020.11.2

現在着工から約2ヶ月経過致しましたが、以下現在に至るまでの流れの一部をご紹介させて頂きます。

 

地盤調査の結果、軟弱地盤判定が出た為、表層の地盤改良からスタートしました。

地盤改良後、鉄筋コンクリート造の基礎工事が行われました。

打設された生コンクリートの量は、4m3ミキサー車換算にて約80台分。

基礎と木造の土台や柱を緊結するアンカーボルトの総数は約400本。

戸建住宅と比較するとかなりの数量です。

次に土台と大引が施工されました。

下記土台に一定間隔で施工されている黒い物体は、構造金物です。

構造金物は部材ジョイント部分に予め設置された状態で現場搬入されますが、金物が設置されている為、一度にトラックに積み込める量が通常より少なくなります。

部材長さ方向の継手にはスリットが設けられ、スリット内にプレート金物を差込、ピンで接合していきます。

通常の継手より木材の断面欠損が少なく、構造上有利に働きます。

部材垂直方向の仕口には、受け金物やホゾパイプが設けられ、上記同様にピン接合されます。

この度は、主に地元で入手しやすい構造材メインで架構が組める様に構造解析が行われている為、この様な金物構法が採用されております。

土台上に構造用合板が張られ、柱を建てていきます。

この度は、火災対策で『準耐火建築物』という制約があり、化粧柱や梁を木部現しにする事が制限されますが、『燃えしろ設計』という手法が採用されており、木部現しが可能となっております。

下記化粧柱は210角という大きなサイズの部材にて建てられています。火災時に表面45mmが燃えたとしても120角の柱が残るので構造上OKとする手法です。(210ー45×2=120)

柱の他、化粧梁に関しても上記同様の考え方で通常より大きな部材が採用されております。

屋根に使用されている斜め材の登梁で最も長いものは約12mに渡ります。

先ほどの柱同様、大物の構造材は、プレカット工場にて加工ができない為、弊社大工による手刻加工が施されております。

現在木工事が本格始動したばかりですが、並行して設備工事、内外装仕上工事、外構工事、各種法的書類の作成等、様々な工程があります。

完成後の利用者の事を第一に考え、一つ一つ丁寧な仕事を心掛けながら、携わる方々と同じ目標を持って取り組んでいきたいと思います。

 

 


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