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白鳥が今にも飛び立つような そんな形の工場を
2021年度の再構築補助金第1回目の採択を受けることができ、念願の工業移転が加速することになりました。昨年の保育園で使うことができた腐らない木材E‘sWoodの加工工場になります。少しづつ工事が進みやっと上棟を迎えることができました。
地域の木材を扱うこの工場はやはり木造で建てたい。それも建築で使う一般材で100坪一間の大空間です。キングトラスでは不安に感じたのでアーチ式のトラスにいたしました。直角の仕口が少なくすべて弊社の大工による手刻みです。当然誰しも経験したことのない大きさで立ち上がるまでは不安でなりません。熟睡することができなかった棟梁の気持ちがよくわかります。アーチを組むだけで大工さんたちはすごい緊張感の中、上棟も慎重に進めていくことになりました。 この冬一番の寒波も押し寄せ上棟は3日間で屋根仕舞が完了いたしました。
アーチ式のトラスの丈夫なことにビックリいたしました。間口が15mもあるのに、横揺れもなくたわみも少なく棟木が気持ちいいぐらい真っすぐに通っていました。
昨年の保育園も300坪と大きな建物でしたが、この大空間にも唖然とする規模です。
きれいな曲線のむくりの屋根の美しさも格別です。まるで白鳥が今にも飛び立とうとしている感じ。昔そんな表現をされたお客様がおられましたが、きっとこんな感じをイメージされていたのでしょう。(今になって思うに!)
永本建設が取り組む物づくりは、地域材の活用と地域の職人の育成さらに建築技術の追求です。
明石工場はそんなチャレンジ基地となることは間違いありません。
完成すればぜひ皆様に見ていただける場所にしたいと思いますのでご期待ください。

社長