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木材検査立会
現在進行中の中規模木造(大聖院門徒会館)の木材検査に立ち会いました。
化粧材の桧と長尺材の杉を今回は納入させていただきました。
今回は意匠設計も構造設計も関東の先生で構造設計者立会の材料検査は緊張いたしました。
桧材の長尺を製材するJAS認定工場などなく、等級は無等級という指示ではありましたが、強度であるヤング係数と乾燥20%を下回るかを検査してもらいました。

というのも納材期間が短く、見切り発車的に1月から集材は林業関係者にお願いして 6~8mの材を伐採していただきました。しかしそれが集まるのが4~5月、荒製材⇒乾燥⇒材の引き直し⇒プレナー仕上げ そして初めて加工できるのですが、あまりにタイトで乾燥する時間がなく20%以下に抑えるのがギリギリでした。

そこで始まった強度検査(現場で材積測定とハンマーで叩きどれぐらいの反響音が有るか測定する簡易測定です。)JAS認定工場で
は製造過程にグレーチングマシーンというものを設置してすべての材料に印字する仕組みになっており、強度を担保しているので、JAS認定品を使いましょうと言われています。
実際の検査が始まってJAS製品の強度を何度測ってもヤング係数が下回る数値しか出ません。そんなことはないと構造設計士さんも納得できないと何度も測定されていました。
非常に厳しい検査だとハラハラドキドキしながら弊社が納品した桧を検査してもらいましたが、なんと一発でクリヤー桧の強度の平均値以上の数値が出ました。(ヤッター!)その上奇麗な桧を揃えていただきと褒められたのは嬉しい。
何故そんなことが起きるのか?

木材強度は年輪の数に大きく左右されるつまり目細の木材は強度があるということです。一方JAS認定材の木材は年輪が広い事そして調高温乾燥するので、表面は割れないが中の芯割れが激しく木材の繊維質が分断されているからと判断されることが分かった。
結局JAS認定工場に問い合わせ間違いなく一本づつ検査してるから大丈夫だということになり、この材を使うことになりました。(ある意味JAS認定工場おそるべし。芯割れしても強度表示が有る?JAS認定材と目細の強度ある木材あなたはどっちを選ぶ?)
そして心配していた含水率ですが、最後に表面をプレーナー加工したためか、含水率は少しオーバーした21~24%でしたが上棟までには20%以下になるだろうということで、今後定期的に観測するということになりまずは次の加工に進みます。 (すでに刻み途中には18.6%まで落ちている桧材)


目細のいい木材と、そうでない木材がこんなにも違いが出るのであれば弊社の木材をすべて調べたいと思うのですが、それはJAS認定工場でないとあくまでも参考値だそうです。構造計算上の取り扱いは無等級になる。(JAS認定工場は本当におそるべしです。)
社長

























