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現場で感じた手仕事のはなし
皆さんこんにちは。
今日は現場で電気立会を行ってきました。

電気立会というのは、お客様と一緒に現場へ入り、電気図面を見ながら「コンセントはここでいい?」「スイッチは使いやすい高さ?」といったポイントをひとつずつ確認していく作業です。実物大のコンセントやスイッチの紙を壁に貼りながら進めるため、図面だけではつかみにくい生活動線もイメージしやすくなります。
最近は家電の種類が本当に増えています。
キッチン周りの定番家電はもちろん、ルンバやコードレス掃除機の充電スペース、電動自転車の充電器、さらには窓掃除ロボット用の電源まで、生活に合わせたコンセント計画が欠かせません。それぞれ「どこに置きたいか」を想像しながら、位置や高さを検討していくことが大事なポイントです。
図面だけではイメージしにくい部分も多いため、こうした現場での最終確認を私たちはとても大切にしています。
今回の現場も丁寧に施工が進んでおり、本当にきれいな状態だったので、確認作業もとてもスムーズでした。
さらに、式台に使う名栗加工の栗材もちょうど搬入されていたため、お客様と一緒に材料チェックも行いました。

年輪を数えてみると、なんと樹齢100年以上。ぎゅっと目の詰まった上質な栗材に、職人さんの息遣いを感じさせる名栗の仕上げが加わると、思わずワクワクしてしまうほどの存在感でした。
改めて、手仕事の心地よさを感じることができる瞬間でした。
手仕事の良さは、「時間の気配」を感じられるところにあるのだと思います。
たとえば、工業的に大量生産されたセラミックの器は、価格も手頃で品質も均一です。しかし、そのお皿を手に取ったとき、形や模様の好みはあっても、そこに流れた時間や作り手の個性を感じ取ることはあまりありません。
一方、窯元で作られた器は一つひとつ表情が異なります。不揃いな部分もありますが、そのわずかな差異の中に、職人の想い、作られた日の天候、使われた土の産地など、背景にある物語を自然と想像させてくれる力があります。「どんな風に作られたのだろう」「どんな人が手を動かしたのだろう」と、手にした瞬間に時間の積み重なりが立ち上がってくるのです。
手仕事の魅力とは、まさにこの“時間の豊かさ”を宿している点にあるのだと強く感じます。
そしてその豊かさは、長く過ごす空間や日々の暮らしに、静かで確かな満足感をもたらしてくれる大切な要素だと思います。
常務

























