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中規模木造建築レポート⑥<まもなく引渡>
弊社のチャレンジ事業『中規模木造施設』が昨年盆明けの着工から6か月が経過しました。
今月は、工事も終盤に差し掛かり、様々な工種が毎日、目まぐるしく進められております。
建物長手方向が50mを超える為、1日現場で様々な協力業者様と打合を行っているとスマホの歩数計が1万歩を超え、毎日良い運動になっています。
2月中旬の建築基準法に基づく『完了検査』を皮切りに、消防法に基づく『消防検査』、食事を提供する厨房がある為『保健所立入検査』等々、各種検査ラッシュが続いております。
以下、先日実施されました『消防検査』の一部を紹介致します。
建物の規模、用途及び収容人数に応じて、設置が義務付けられている様々な消防用設備が、一つ一つ検査されていきます。
保育室の一部は、高い勾配天井となっている為、各感知器の作動確認も一苦労です。
また、当保育園施設は約300坪の広さがある為、無線を使用しながらの作動確認となります。
天井裏にも感知器が設置されている為、各天井点検口からライトを当てながら一つ一つ検査されていきます。
一般の住宅と比べ、不特定多数の人が利用する『特殊建築物』である為、検査項目の数が相当数となります。
検査がスムーズに実施される為に、各業者様の方々のご協力のもとに事前確認や準備事項を入念に行っていたので、大きな指摘事項も無く、無事に『検査済証』が交付されましたので一安心ですが、お引渡しまでにまだまだやるべき事が多くありますので、気を引き締め直して最後まで努めて参ります。
最後に現在の進捗状況の一部を紹介させて頂きます。
建物内部は、ほぼ養生がとれ、無垢材や自然素材に囲まれた心地良い空間です。
住宅一棟がすっぽり収まる位の広さを持つ遊戯室は、現在内部遊具設置工事が進められております。
外部園庭の一角には、前回のブログで紹介させて頂いたヒューム管を用いたビオトープの仕上工事中です。
また、滑り台やアスレチック等が複合された巨大な遊具も完成間近な状況です。
今年4月の開園が楽しみですね・・・
<次回へ続く>

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